ART
食べるアート
HataIro KYOTOは、「野菜のお弁当」というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、元々はケータリング事業からスタートしました。
ケータリングのサプライズ感や華やかさ、エンターテイメントをもっと身近にたくさんの人に感じてもらいたいと思っています。
ケータリング演出する華やかさのイメージをそのまま、ぎゅっと一箱に詰め込みたいという思いから、今のデリボックスが誕生しました。
そのデリボックスの起源となったケータリングについて、少しお話しさせてください。
そもそもケータリングというと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
お弁当の配達のようなデリバリー、ホテルの高級パーティーに置かれている食事。
もしくは「ケータリングってなに?」という方など、さまざまかと思います。
一般的なケータリングとは、イベントやパーティ会場にお料理を運んで、配膳してくれるサービスです。
しかし、HataIro KYOTOの考えるケータリングはこれらとは少し違います。
その一時をその人のためだけに作り上げる、スペシャリティな空間演出を行います。
お料理の配膳だけではなく、会場全体をコーディネイトするトータルデザインまで行います。
かなり洗練された空間を作り上げるため、ほんの少しの妥協も一切許しません。
たくさんの人を魅了し、とても幸せそうな笑顔にし、周りに人が集まり、会話をもたらす。
HataIro KYOTOのケータリングは、そんな魔法のような空間をデザインすることができます。
お客様の想いをカタチにする
「非日常の空間を作りたいんだよね」
私がケータリング事業を始めたきっかけは、初めて働いた飲食店でお客様から頼まれたこの一言でした。
この一言がなかったら、今もケータリング事業は生まれていなかったかもしれません。
初めてのケータリング依頼の下見に行った時、会場の壁はぬりかべで、大きな木のテーブルが置いてあったんですよね。
その瞬間、わたしの頭の中に「畑と森」のイメージが広がって、この空間を「畑と森にしよう」と思いました。
畑と森の空間演出をイメージしたときにお野菜を焼くでも煮るでもなく、まさしく「ローストヤサイ」だったんです。
今の「ローストヤサイ」は、ここから誕生しました。
それから数々のケータリングを重ね、試行錯誤し、今のHataIro KYOTOの世界観があります。
いつも大切にしていることは、どんなスタイルのお料理でも気持ちや思いを一緒に届けることです。
そこに彩りや盛り付けなどでサプライズを加えられたら、記憶に残る最高の一品になると思うんです。
依頼者の想いをカタチにするために趣向を凝らして、その人のための特別なお料理を届けたいと思っています。
有名レストランの大先輩のシェフがお話ししてくださったお言葉に「シェフは人を幸せにできる特別な仕事」という言葉を言われたことがあります。
その言葉通り、想いを乗せたお料理は人の気持ちを動かし、人が集い、笑顔をもたらし、そこから幸せな場が生まれます。
だからとてもやりがいのある魅了的な仕事だと思っています。
料理は世界共通のコミュニケーションツール
お腹だけでなく心も満たされる、世界共通で最高のコミュニケーションツールなんです。
外国を含め、もっと「ローストヤサイ」を広めていきたいです。
ケータリングって外国のお客様にすごい喜んでもらえるんですよ。
飲食店に勤めていた時は京都でインバウンドがすごく多かったんですが、その時は外国のお客さんが多くて、すっごい感動してくれてました。
和食とかもすごく人気じゃないですか。
日本人が作るお料理って外国の方にしたら繊細な部分があるんだと思います。
あの色とりどりの洗練された「ローストヤサイ」の見た目が日本人以上にグッとくるんでしょうね。
以前ヨーロッパのファッションウィークの展示会にお邪魔させていただいたことがあるんですが、振る舞っているケータリングって実はすごく粗末なものが多くて。
「えー、こんなカッコイイファッションウィークの場なのに残念だ」って、かなりショックを受けたんですよ。
そこで1回だけパリでケータリングをさせてもらったら、すっごく外国の方たちの心に刺り、評価してもらえました。
やっぱり「おもてなし」は日本人ならではの文化だと感じましたね。
日本だけでなく、外国の方にも評価して頂いたのは大きな自信にも繋がりましたね。
ゆくゆくは日本だけでなく、世界で展示会とかに展開できていったら、楽しいだろうなと思っています。
ケータリングは、その時だけのその人のためだけに作り上げる、スペシャリティです。
たくさんの人たちを幸せな笑顔にし、周りに人が集まり、会話をもたらします。
そんなサプライズ感や華やかを兼ね備えたエンターテイメントです。
HataIro KYOTOのデリボックスでもそのエンターテイメント性を感じることができますので是非楽しみながら食べていただけたらと思います。